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C7の棘突起の触診手順の評価者間の精度と信頼性、3つの伝統的な触診手順を比較した

2023/08/17

要約
目的:今回の研究の目的は、C7の棘突起(C7SP)と触診の誤りと不正確さに影響する要素の両方を確認するために、3つの触診手順の組み合わせに基づいて、触診手順の精度と評価者内の信頼性を決定するというものである。
方法:18歳から60歳の25人の女性がC7の棘突起(SP)の触診手順を受け入れた、そして椎骨の(C7棘突起の)可能性のある部位の皮膚上にX線不透過性マーカーを固定した。第一の評価者は、同じ姿勢での頸椎のレントゲン像と写真を入手した。第二の評価者は、同じ触診手順を行って、2枚目の写真を撮った。レントゲン像から、C7の棘突起の触診手順の精度と測定誤差を査定した。級内相関係数によって、評価者間の信頼性を評価し、各々の評価者の写真を使って査定した。ピアソン相関係数(r)、フィッシャーの直接確立検定、カイ二乗検定を用いて、触診の誤差と不正確さと関連した要素を確認した。
結果:C7の触診の制度は76%で、信頼性は高いとされた(級内相関係数=0.99)。体重と触診誤差の程度との間には中程度の相関関係が見られた(r=ー0.6;P=.003)。不正確な触診の100%は、頸部領域の軟部組織の厚さの増大と関連していた(P=.005)。
結論:今回の研究の中で詳述されている触診手順は、C7の棘突起の確認に関して正確で、高い信頼性が提示された。体重と頸胸椎の脂肪体の増加は、誤差や触診の不正確性とそれぞれ関連していた。(J Manipulative Physical Ther 2022;45:227-234)
検索キーワード:結果の再現性;データの精度;マニピュレーション;脊椎の;触診;写真測量法
 

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