• トップ
  • 院長ブログ
  • PAACニュース193号:歯軋り治療における理学療法の効果:系統的レビュー

PAACニュース193号:歯軋り治療における理学療法の効果:系統的レビュー

2020/01/25

要約
目的:今回の文献再検討の目的は、歯軋りの治療における理学療法の効果を検証するというものである。
方法:用いたデータ・ソースは、Medline、Excerpter Medica Database、Cumulative Index of Nursing and Allied Health Literature、Physiotherapy Evidence Database、SPORT discus、Science Electronic Library Online、Web of Science、Cochrane Library、Scopus、Litaratura Latino-Americans e do Caribe em Ciencias da Saude だった。我々は、睡眠時歯軋りや覚醒時歯軋りのための治療法として理学療法を含めた。2人の検閲者が別々に、この記録を篩い分けして、適格性基準のためのレポート全文を検証し、データを抽出した。
結果:今回の再検討では、1296編の文献を発見した。我々は、766の重複文献、461の無関係の文献を除外し、読むべき69の表題を選び出した。これらの中の45編は排除し、全体としては24編が適格性基準に適合したので、我々の分析に登録した。これらの文献を理学療法の際に用いる7つの治療法に分類した。この治療法は、電気療法(14編の文献)、認知行動療法(3編の文献)、治療エクササイズ(2編の文献)、鍼治療(2編の文献)、姿勢認知(postural awareness)(1編の文献)、筋弛緩(1編の文献)、マッサージ(1編の文献)である。転帰と結論、方法論的な質、各々の研究の証拠の質が報告された。
結論:これらの結果から、歯軋りのある人について理学療法の際に行われる様々な方法が筋の疼痛や活動、開口、口腔衛生、不安、ストレス、鬱、側頭下顎関節障害、頭部姿勢を改善する事に関して、非常に質の低い証拠が示された。この所見は、主に殆どの研究の方法論上の質の低さの結果の1つである。(J Manipulative Physiol Ther 2018;41:389-404)
検索キーワード:歯軋り;理学療法様式;臨床試験

PAGE TOP