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小児のカイロプラクティック(臨床神経学:交感神経系の4つの機能領域)

2019/11/20

交感神経の4つの機能領域
 自律神経系内の構成要素の配置は、実に様々である。しかし交感神経系の構成要素は、2つの自然な区域に納まっている。これらの2つの区域は、おおまかに更に分割できる。この区域は、内臓腔や身体領域に相当する、即ち下腹/骨盤領域、上部胸椎/頸頭蓋領域である。
 腹部や骨盤区画の内臓には11対の内臓神経が分布している。これらの神経は、脊柱のT6~L3の分節レベルから出る。内臓神経は節前線維で、傍脊椎(神経節?)連鎖を通って、離れた大きな腹部神経節に終わるまで、シナプス結合はしない。これらの神経節は、2つの機能的な神経叢を供給している。1つは腹部区画に神経を送り、もう1つは骨盤区画に神経を送っている。
 上位の胸腔と頸頭蓋領域の横隔膜より上位の内臓には、T5~T1から出る交感神経が分布している。そこは、下位区域とは違って、内臓神経や脊椎前神経節は無い。全ての交感神経は傍脊椎神経鎖(paravertebral chain:傍脊椎交感神経鎖?)でシナプス結合する。より下位の区画のように、上位の区画は集団で2つの神経叢を形成している。1つは胸腔と関連した心肺機能に貢献し、もう1つは頭部に神経を送っている。
 上枝と下枝の身体組織領域は、交感神経鎖の上位や下位の部分から交感神経性の体性神経の分布をそれぞれ受ける。交感神経系の下位の機能的部位には腹部や骨盤の領域が含まれる。体幹下部内の2つの集合的な神経叢は、幾つかの大きな神経節と関連している。その中で最も頭方にあって最大の神経節は、腹腔神経節である。この2つの神経節は、横隔膜の下で大動脈の上に横たわっている。一般にこれらは、食道下部から近位の大腸までの消化管に分布している、そして肝臓、胆嚢、膵臓、副腎といった器官への血液供給の他に、それらの補助的な機能にも関連している。腹腔神経節は、T5~T11の脊柱レベルから出る内臓神経の神経供給を受ける。T5~T11の内臓神経は、収斂して大内臓神経を形成する。T9や T10 からの神経は、しばしば小内臓神経を形成する。最小の内臓神経-それが存在する時には-通常 T12 の神経根によって形成されている。
 腹腔神経叢の尾方には上腸間膜神経節がある。これは、小腸と大腸の神経分布に関連している。下腸間膜神経節は、生殖器と排泄機能-直腸、腎臓、膀胱、尿管-に関連している。T12 の脊髄レベルも腎臓の神経節と神経叢に神経を送っている。
 上位の内臓神経は脊柱から出て、胸郭の後正中壁に沿って下行しながら、脊柱に接するように存在している。これらは、腹部の神経叢に到達するべく、横隔膜を貫く。T10~L3 の脊髄レベルからの腰内臓神経は4~6個の小さな名も無い神経節でシナプス結合している。これらの神経節からのシナプス結合後の神経線維は、下腹部と骨盤機能に影響する上・下の下腹神経叢を形成している。
 T10の脊髄レベルから出る内臓神経は、副腎髄質に分布している。他の交感神経の経路とは違って、シナプス結合する前のこの神経節は、直接に器官それ自身-副腎髄質のクロム親和細胞-においてシナプス結合する。刺激によって副腎からエピネフリンやノルエピネフリンの系統的な放出が生じるが、これらは全身の隅々の交感神経系に劇的な影響を与えるのに十分である。
 下肢の自律神経の緊張は、T12~S4の節後線維によって調整されている。通常、この線維は主幹動脈の走行に従う。これらは内臓神経系の一部ではない。
 交感神経系の上位の機能的領域には、心配領域や頭蓋領域が含まれる。T1~T5からの節後神経は、胸郭の内臓、頭部、上肢の体組織を制御している。胸椎や腰椎では、一対の交感神経節が各々の椎骨レベルと関連している。3、あるいは4対の交感神経節だけが交感神経鎖の頸椎部分に位置している。これらの各神経節は、2ないし3個の神経節が1つに融合したもので、胸椎や腰椎の神経節よりも非常に大きい。このような訳で、これらの神経節には非常に大きな統合能力がある。上頸神経節は最大のもので、C2/C3の前外方に位置している。中頸神経節は、通常 C5/C6 の前外方に位置している。下頸神経摂は、頸胸椎結合部に位置している。下頸神経節の1つの異体は、下頸神経節と第1胸神経節の融合した星状神経節である。
 頸神経節は、T1~T5の節前線維を受けるだけである。頸椎や頭蓋領域から現れる節前の交感神経はない。そのために頸椎、あるいは頭蓋の節前の交感神経は存在しないのである。頸椎や上部胸椎の神経節は、心肺領域に節後線維を分布させている。上頸交感神経節は、頭部に分布している動脈や細動脈を伴う節後神経節を供給している。上肢の自律神経性の緊張は、T1~T3の胸神経節、下顎神経節、中頸神経節から広く神経供給を受けている。

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