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小児のカイロプラクティック(臨床神経学:副交感神経節、神経叢、神経)

2019/11/18

副交感神経節、神経叢、神経
 副交感性神経節前線維は、中枢神経系の神経核から神経節まで長く走行した後で、標的内臓で、あるいはその中でシナプス結合している。節後線維は短く、数も少ない-典型的な節前の軸索は、ほんの僅かの効果器細胞に順番に分布している2本の節後線維に分布しているだけである。
 副交感神経の制御下にある多くの器官は、主として自己調節的で、局所の内在反射によって制御されている。消化管は、自身の神経系-腸、あるいは腸壁内神経系-による調節を受けている。食物が存在する事で調節されている局所反射によって、平滑筋の収縮と消化液の分泌の両方が生じる。アウエルバッハ(腸間膜)神経叢(筋層間神経叢)は、蠕動(粉砕、混合、食塊を通過させる)を調節し、マイスネル(粘膜下)神経叢は、消化液の分泌を調節している。これらの機能は、正常な環境では中枢性の自律神経のコントロールを殆ど受けないが、異常な環境が存在すると、これらの機能に深刻な影響が生じる事がある。

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