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小児のカイロプラクティックより(臨床神経学:自律神経系の解剖学)

2019/10/24

自律神経系の解剖学
 脳脊髄神経系(cerebrospinal nervous system:CSNS)のように、自律神経系には中枢性の経路と末梢性の経路があり、求心性と遠心性の線維、効果器終末、受容器終末を伴っている。両系の中の中枢性経路は、脊髄と脳の灰白質部分に位置している。末梢性の経路は、脊髄と脳の末梢に見られる構造である。自律神経系は、複雑な付加的層、言い換えれば末梢神経節の効力から脳脊髄神経系と区別される。自律神経系では、脳脊髄神経系の ‟最終共通路” に相当するものは、節後神経として、これらの末梢神経節から現れる。
 求心性神経線維と末梢性神経線維は、脳脊髄神経系と自律神経系の両方の末梢構成要素だが、自律神経中心核?(autonomic central nuclei)と終末受容器や効果器の間の伝達は、交感神経系や副交感神経系の何れかを経由している。交感神経系と副交感神経系の各々には、明白な中枢性起源があって、末梢への分布、刺激に対する反応は独特のものである。しかし殆どの内臓では、それらの影響は実際には重なり合っている。

 

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