小児のカイロプラクティックより(臨床神経学:小脳)

2019/09/16

小脳
 小脳は、後方の窩の中にある。これは精密な動き、筋緊張、姿勢を統制しているセンターである事がよく知られている。機能異常は、動きの質を低下させる。運動失調(症)や測定障害(度を越した、あるいは最後まで遂行されない動き)は、小脳障害の徴候である。小脳の障害は、無力(軽度の脱力)、アトニー(四肢へのマニピュレーションに対する抵抗力の減退)、緊張減退(他動的な四肢へのマニピュレーションに対する抵抗力の減退を伴った筋の弱々しさ)、起立不能症(痙攣のような動き)に関連している。構音障害性の会話や眼の動きの問題は、小脳障害と関連しているのかもしれない。
 求心性インパルスは、脊髄から中小脳脚や下小脳脚を通って小脳へと入る。その入力の殆どは、橋核から到来する。遠心性インパルスは、上小脳脚を通って小脳から出て行く。

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