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小児のカイロプラクティックより(妊娠中の運動:腰椎骨盤と下肢の運動)

2019/07/23

腰椎骨盤と下肢の運動
バタフライ
 両足をお互いに引き寄せて、足の裏を合わせて、膝の力を抜いて外方へと広げる。蝶の羽根のように膝を持ち上げて、そして下げる。膝の力を抜いて、頭部を両足に着けるようにして、できるだけ前方へと身体を倒す。ゆっくりと戻して、息を吸い込む。

 ・持続時間:この運動をゆっくりと3回繰り返す。
 ・効果:この運動には、両下肢の硬直を緩和し、脊柱を調整する効果がある。これは、腸骨大腿靭帯の他に、仙腸関節
  を伸長する。

ブリッジ
 患者は、仰臥位になって両膝を曲げ、両踵は臀部につけ、両手は身体の側方へつけ、手掌部は下に向ける。骨盤をゆっくりと挙げて、腰椎や胸椎とともに臀部を床から持ち上げる。それから中背部、腰部、そして臀部の順番に床に着けるようにゆっくりと降ろす。

 ・持続時間:10秒間骨盤を持ち上げて、ゆっくりと力を抜く。この運動を3回繰り返す。
 ・効果:この運動には妊娠中の腰痛を除去する、あるいは最小限に抑える効果と、頸部の緊張を緩和し、大腿部を調節
  し、引き締める。

下肢の交互のストレッチ
 両下肢を臀部の幅だけ開いて、別々に前方に伸ばす。それから左下肢を曲げて、足の裏を右大腿の内側につける。右下肢の方へと向いて、両手を両耳に沿って上方へと伸ばす、そしてできるだけ頭部を右膝に近づけるように前方へと持っていく、勢いをつけたり、無理に行ってはならない。ゆっくりと身体を持ち上げ、左側へもストレッチを繰り返す。

 ・持続時間;左右に更に2回繰り返す。
 ・効果:この運動は、ハムストリングと腰部の筋と結合組織を伸長する。またこれは、腹部器官への血液循環も増加
  させ、膝の腱や筋を優しく伸長する。

スクワット
 患者を立たせて、それから両足を床に着けたままでしゃごませる、そして手の平を胸の前方に、両肘は両膝を押す。普通に呼吸しながら、このストレッチを20秒間続けるように指導する。臀部を床につけて、両足の力を抜かせる。

 持続時間:この運動を1回繰り返す。この運動の保持を徐々に1分間まで延ばす。
 効果:ここでの効果は、両膝関節の柔軟性を増し、腰部への負担を軽減する。またこれは骨盤底の筋を緩める。

妊婦のシットアップ(腹筋運動)
 坐位で、両膝を曲げて両腕を両膝の上で前方へと伸ばす。両肩が床につくまで、ゆっくりと1椎ずつ椎骨を床につけていく、それから身体を起こす、このシットアップ運動を3回繰り返す。

 ・持続時間:徐々に10回まで回数を増やしていく。
 ・効果:この運動は、腹部の筋と頸部前部の筋を強化する。

交互の下肢の挙上
 患者は、両足を床の上に伸ばす。患者に手の平を下に向けて、両手を骨盤の近くに置くように指導する。患者にゆっくりと一方の下肢を頭方へと挙上させるが、無理をさせない。下肢を挙上させながら、息を吸うように患者に指導する、20秒間保持する、それから息を吐きながら、ゆっくりと下肢を降ろす。もう一方の下肢へも繰り返すように指導する。腰部に不快感や痛みがあるのならば、反対側の下肢を屈曲させて、足を骨盤に近づけるようにして床の上につけさせる。

 ・持続時間:左右を3回ずつ繰り返す。普通に呼吸しながら、20秒間保持する。
 ・効果:この運動は、腹部の筋を伸長する一方で、ハムストリングを伸長する。

 

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