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小児のカイロプラクティックより(妊娠中の運動:妊娠前のエクササイズ)

2019/07/18

妊娠前のエクササイズ
 適切な運動を選択するためには、上肢や下肢のような大きな筋群を、同時にリズミカルに動かすような運動から開始すれば十分だろう。幾つかの運動には、ウォーキング、ランニング、社交ダンス、エアロビック・ダンス、ボート漕ぎ、野外でのサイクリング、固定式自転車を漕ぐことが含まれる。これらの運動を多種類行うことで、全ての筋を働かせ、特定の筋のオーバーワークによる不均衡や外傷の危険性を減少させる可能性が増す。
 週に約3回の1時間半のきびきびした正しい歩行と同じくらいシンプルな運動で、毒素の処理能力が強化され、カルシウム代謝が改善される。妊婦の出産の準備に役立つ覚えておくべき単純なルールから、健康増進プログラムのための適切な運動持続時間が決定されるが、これは15分かそれ以上の間、正常域を越えて心臓血管を働かせる事で、それが強化されるというものである、これ以下でも有効ではあるが、効果は落ちる。最後に頻度についていえば、週に3回の有酸素運動によって、心臓血管の健康は強化されるだろうが、目的が脂肪燃焼であれば、週に5~6回行う方が良い。女性の身体が妊娠を受け入れるためには、約20%の少量の脂肪が必要だという事を覚えておくべきである。自然界というものは、妊娠が完了するのに必要なカロリーがそこに存在するだろうというある程度の保険を欲しているように思える。体脂肪は、ホルモン量に影響することがある。
 女性が運動に慣れていないのであれば、重力抵抗に対抗するような動作から始める。重量を付加してはならない。これが達成されたならば、小さなウェイトのようなある程度の抵抗を運動プログラムに加える事ができる。
 開始時には、1セットのウォームアップ運動を最低5分間行うことから始めるように、妊婦に注意する。以下の運動は妊婦に推奨できる。これらは産後の運動として安全で効果的なだけでなく、妊娠中にも効果的である。全ての運動は、運動強度のバランスを等しくするために左右両側に行うべきである。有酸素運動を完了した後には、体温と心拍数を正常に戻すために軽いストレッチ、リラクセーション運動、5分間のクールダウンの時間が必要である。またクールダウン運動は、運動後の筋硬直を緩和する助けになる。 

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