小児のカイロプラクティックより(妊娠中の運動:運動の効果)

2019/07/10

運動の効果
 妊娠していない人のための有酸素運動の効果は、多くの医師達にお馴染みのものである。妊婦に適応するであろう幾つかの効果には以下のものがある:
1.血圧を降下させる
2.血塊形成のような他の心臓血管の危険性を減少させる
3.理想的な体重の維持を助ける
4.頑固な糖尿病を管理する

 また妊娠中の運動は、分娩や出産の過程にも効果的な影響を与える。運動する妊婦は、分娩の時間も短く、娩出もより速やかで容易である。もう1つの効果は、運動する人が感じる心理的な‟高揚感”である。妊娠中に運動する女性は、運動しない女性よりも自負心が強いという事を、幾つかの研究が示している。しかし運動と強い自負心との間の原因と結果の関係は確定されてはいない。また、運動しない妊婦に比べて、運動している妊婦の背腰痛、頭痛、疲労の発生数が減少している事と強い自負心とが関連している事を示している研究もある。運動しているグループには息切れも少ないが、恐らくこれは、運動している女性が苦しい呼吸に馴らされているせいであろう。
 出産後も運動を続けるのならば、その効果も継続すると思われる。血流を助長させるので、運動は静脈瘤、下肢の痙攣、末梢の浮腫を減少させる事に役立つ。

 

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