小児のカイロプラクティックより(妊娠中の運動:運動と妊娠)

2019/06/03

運動と妊娠
 どんな運動プログラムに関しても、母親と新生児の安全性が一番の関心事である。産後の期間中と同様に、妊娠前と妊娠中の両方における運動の目的は、最大限の安全性とともに最良の健康状態を維持する事であろう。この時点で筋骨格系、あるいは心臓血管の変化をもたらすので、母親や胎児の外傷の可能性は重要である。それ故、どんな運動でも勧めるというのでは慎重さに反するであろう。肉体的によく訓練された専門的な競技者に関して言えば、患者の職業上の必要性と胎児の必要性との間の衝突を避けるために、その方法として厳正な産科学的な観察下での訓練を続ける事にになるかもしれない。競技者は、訓練と競技を続けることを希望するかもしれないが、選り抜きの専門家が妊娠の20週以上に亘って(訓練や競技を)続けることを可能とするような健康レベルを維持するのは、非常に困難になるかもしれない。全ての専門的な競技者は、16 週から 20 週の間に、あるいは彼らが困難さを経験するのであれば、もっと早期に活動的な競技を止めるように計画を立てるべきである。健康管理者の厳正な観察下に置かれた女性の専門的な競技者は、他の女性と同様の妊娠の成果を期待できるはずである。妊娠中の運動プログラムの唯一の目的は、肉体的な健康状態を維持し、出産や分娩の準備をすることにあり、胎児の限界に挑戦することでは無いのである。
 新しい生命の成長と発達には、身体系の多くの相互作用が必要である。同様に運動には、これらの複雑な相互作用が必要である。実際、妊娠と運動は、確固たる身体系を共有する、その身体系には新陳代謝系、循環系、呼吸系、筋骨格系が含まれる。運動と妊娠は、両方とも共通の系に依存しているので、それらは御互いに影響しあう。例えば妊娠は、筋骨格系を変化させる、そしてこれは、また各人の移動とバランスの源の基本となるものである。運動は、胎児の成長を妨害する事がある熱を発生させる。 

PAGE TOP