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小児のカイロプラクティックより(整形外科検査:軟部組織の障害)

2019/05/22

軟部組織の障害
 軟部組織の障害は鉗子分娩、会陰切開、帝王切開の際の子宮切開、児頭骨盤不適合、児頭頭皮への電極モニター取り付けの後に最も多くみられる。
 紅斑、裂傷、擦過傷が一般的で、外傷性分娩、急産、未熟児、未熟な管理分娩、骨盤位、額位、顔位といった異常胎位に伴って皮下溢血が見られるかもしれない。
 難産の後では外傷性のチアノーゼ、または点状出血と呼ばれるものが頭部、頸部、上胸部を覆うように生じる。これらは、骨盤位、あるいは首の回りに臍帯がきつく巻き付いた出産の結果として度々起こる。これらの点状出血は、胸部が産道を通過する際の胸腔内圧の突然の上昇と関連しているのかもしれない。通常、これらの点状出血は出生後2~3日以内に消退するので、両親を安心させる以外に治療の必要は無い。外傷性の点状出血は、凝固障害と関連した広範な点状出血とは明確に区物されなければならない。
 皮下脂肪の壊死は、皮膚の境界が明瞭な硬化領域と呼ばれているが、これは顔面への鉗子使用の結果として生じる。医療手当ては必要ではない。

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