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小児のカイロプラクティックより(整形外科検査:分娩損傷の有病率)

2019/05/02

分娩損傷の有病率
 脈拍を停止させるような非常に深刻な分娩損傷は、1000 例の出産中に 0.2 の頻度で発生するが、早産、骨盤位や骨盤位分娩の際にはより高い頻度で、これに遭遇させられる。広い意味での分娩損傷は、新生児死亡の8番目の原因で、低体重の新生児は、死亡の4番目の原因である。
 分娩過程中に被る危険因子は、胎児に関する慣例や母体の因子、異常胎位や位置異常、児頭骨盤不適合、長引く陣痛、急産、産科医の経験不足や無能力の際に論議される。
 胎児の因子には、早産、子宮内発育遅延、多胎妊娠、胎児の苦痛が含まれる。母体の決定的因子に関する病因論をかいつまんで言うと、未経産、肥満、低身長がある。異常胎位や位置異常は、骨盤位、額位、顔/肩甲位、あるいは複合胎位、後頭後方位停止、低在横定位の中で要約されている。児頭骨盤不適合は、しばしば多くの分娩困難を表すための包括的な語句だと見なされているが、その一方で、巨大児、巨頭症、母体の狭骨盤、極端な頭蓋成型、児頭未進入のケースをも言い表している。

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