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PAACニュース163号:次善の授乳の解決に対するカイロプラクティック治療の貢献:114人の乳児の症例シリーズ

2018/10/30

               Joyce E.Miller,DC、Laura Miller、Ann-Kristin Sulesund、Andry Yetushenko 著

                                              訳:栗原輝久

概観
目的:今回の研究の目的は、適切な授乳ができないためにカイロプラクティック・クリニックへと照会されてきた乳児のカイロプラクティック管理の環境、臨床的特徴、役割について詳述する事である。
方法:授乳問題だと病院で診断された、あるいは授乳相談で授乳問題だと診断された114人の乳児が従来の管理の他にカイロプラクティック治療を受けたが、その短期的な効果について追跡調査した。
結果:最も多かった照会年齢は生後1週間(平均3週間:生後2日から14週だった)、一般的な身体所見は、頸椎の後部関節(椎間関節)の機能異常(89%)、側頭下顎関節の不均衡(36%)、吸引反射の異常(34%)だった。治療は、カイロプラクティック治療と他の部位への何らかのサポートだった。2週間以内の2~5回の治療の後に、全ての子供達の78%(80人)にある程度の改善がみられ、母乳単独での育児が可能になった。
結論:今回の集団においては、授乳を支援するために多くの専門分野が混同した管理が実証された。生体力学的な構成要素による授乳問題があると診断された症例に関しては、他の専門家が行う従来の管理に付加するものとして、カイロプラクティック治療が有効だろう。(J Manipulative Physiol Ther 2009;32:670-674)
鍵となる言葉:小児科:乳児:母乳育児:手技治療:カイロプラクティック

                     (中略)

 臨床的な適用
 ●次善の授乳がみられる乳児は、子、母親、社会に短期的・長期的な問題を生じさせるかもしれない人工栄養による
  育児の割合が高い
 ●次善の授乳は、医療専門家によって早期に認識されているが、彼らは、この問題を解決するための共同の取り組み
  における補助的な管理に言及するという重要な立場にいる。
 ●今回の研究の乳児については、従来の管理にカイロプラクティック管理を加える事で、78%の乳児において母乳
  単独での育児が可能となった。

 (以下省略)

   

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