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PAACニュース149号:不安定な頸椎骨折に関する症例報告:胸腰椎のチャンス骨折に伴って

2018/10/19

                     Robert M.Rowell,DC、John Stites,DC、Karen Stone-Hall,DC 著

                                             訳:栗原輝久

概観
目的:チャンス骨折と同時に発生した頸椎骨折を蒙った40歳の女性の症例とレントゲン写真上の外観について議論する事。
臨床的特徴:40歳の女性は、交通事故後の頸部痛と両腕の弱化のためにカイロプラクティック管理を求めた。頸部の屈曲によって上肢の弱化、頸部の放散痛、上肢痛は増悪した。C6の横突起骨折とC6の椎間板スペースの狭小化が単純レントゲン写真で確認された。核磁気共鳴画像の所見は、骨折の他に、脊髄の著明な外部からの圧迫を伴ったC6-C7レベルでの大きな中心性ヘルニアのものと一致した。これらの所見は、腰椎のチャンス骨折と同様のものだった。
治療と結果:この患者は、外科医へ照会された。C6-C7の癒合術を伴った椎間板切除術が行われた。外科手術後、上肢の疼痛と弱化は正常になった。術後の管理は、手持ち式のスプリング仕掛けの矯正器具によるカイロプラクティック治療や物理療法だった。
結論:チャンス骨折の特徴を伴った稀な頸椎骨折のレントゲン写真上の特徴について議論する。(J Manipulative Physiol Ther 2006;29:586-589)
鍵となる言葉:脊椎骨折:レントゲン写真:頸部外傷:シートベルト:カイロプラクティック (以下省略)

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