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PAACニュース145号:脊柱マニピュレーションによる妊婦の病的な頸椎骨折

2018/10/17

 Alfred SchinitzMD、Goet Lutterbey,MD、Lars von Engelhardt,MD、Marcus von Falkenhausen,MD、          Michael Stoffel,MD 著

                                                                                      訳:栗原輝久

概観
目的:マニピュレーション治療による転位性歯突起骨折という稀なケースについて発表する。
臨床的な特徴:5日前に主治医のメディカル・ドクターによる頸椎マニピュレーションを受けた37歳の妊娠15週の患者が、急性の頸部痛と傍脊柱の瀰漫性の腫脹のために照会されてきた。妊娠しているために、治療前に頸椎の一連のレントゲン像は撮られなかった。核磁気共鳴画像によって、C2椎体の病的状態を伴った転位性の歯突起骨折とC2~C4の左側の傍脊柱の血種が明らかとなった。
治療と結果:先ずハロー・ベストによる固定を行ってC1~C2の前方固定術を行った。病歴分析によって、動脈瘤性骨嚢胞の特徴が明らかになった。後に、この患者は退院し、通常の妊娠を継続し、神経学的な合併症は全くみられなかった。
結論:C2の弱化性障害のために、脊柱マニピュレーションによって転位性の歯突起骨折が生じたのだろう。頸椎マニピュレーション後に新たな重大な症状が生じた時には、特殊な画像撮影を行わなければならない。できれば核磁気共鳴画像が必要である。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:633-636)
鍵となる言葉:マニピュレーション:脊柱:妊娠:骨折;自然発生的な。(以下省略)

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