PAACニュース144号:脊髄症:2件の症例報告

2018/10/17

                  Sanjay N.Patel,DC、Norman W.Kettner,DC、Corey A.Osbourne,DC 著

                                              訳:栗原輝久

概観
目的:異なる病因を持ってカイロプラクティック・オフィスを訪れた頸椎の脊髄症の2人の患者の診断画像所見について発表する。
臨床的な特徴:急性の横断性脊髄症の患者には、40年間にわたって頸部と上背部の疼痛、非特異的な頭痛があった。外傷後脊髄空洞症には、肩の前外側部から始まって、第3、4、5指へと放散する断続的な左上肢痛があった。これら2人の患者には典型的な脊髄症症候群はみられなかった。
処置と結果:外傷後脊髄空洞症の患者には、高速度で小さな振幅のスラストを用いたカイロプラクティック脊椎マニピュレーションと付随的なメディカル管理を行った。急性の横断性脊髄症の患者には治療を行わなかった。
結論:術者は、頸椎脊髄症患者に関する病因学的特徴、病理生理学的特徴、臨床的な特徴、研究画像や診断画像の所見、治療の選択肢を知っていなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:539-546)
鍵となる言葉:脊髄症:横断性:脊髄空洞症:紅斑性狼瘡:全身性の:カイロプラクティック:脊髄症 (以下省略)

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