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PAACニュース144号:手持ちのカイロプラクティック矯正器具の機械的な動力の比較

2018/10/17

 Christopher J.Colloca,DC、Tony S.Keller,PhD、Pierre Black,MSc、Martin C.Normand,PhD,DC、
 Deed E.Harison,DC、Donald D.Harrison,PhD,DC 著

                                        訳:栗原輝久

概観
目的:広く用いられている手持ちのカイロプラクティック矯正器具の動力時間と動力発生の特徴を定量化する事。
方法:バネ式の4つの器具(アクチベーターの矯正器具、アクチベーターⅠ、アクチベーターⅡ、アクチベーターⅢ、アクチベーターⅣ)と2種類の伝導矯正器具(Harrisonの手持ち矯正器具と神経力学的刺激矯正器具)を力学的荷重変換器で測定した。約20N(ニュートン)の予荷重状態の6つの矯正器具の各々について、(最小~最大までの)3種類の動力振幅設定における総数10種類の動力時間歴の情報を得た。
結果:バネ式の矯正器具については、最小~最大の動力振幅設定を行った事で、大部分の振幅の設定と殆ど同じ最小~最大n動力がみられた。電動矯正器具では、短時間(~2-4/1000秒)で、より直線的な最小~最大機械的な動力が生じた。バネ式の器具と比べると、電動器具の動力時間の特徴として、より均一で大きなエネルギーの動力周波数の特性がみられた。
結論:手持ちのバネ式の矯正器具と比べると、手持ちの電動器具では、実質的により大きな最大動力とより広範囲の動力が生じた。電動器具では、機械式のものよりも大きな動力周波数が生じた。脊柱矯正器具の動力時間歴と動力・周波数特性の特徴について知る事で、基本的な水準点が得られ、臨床現場での機械的反応を理解するのに役立つだろう。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:414-422)
鍵となる言葉:生体力学:カイロプラクティック:脊柱 (以下省略)

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