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PAACニュース143号:カイロプラクティック治療に対する自己報告式の非筋骨格系反応:多国籍調査

2018/10/16

 Chariette Leboeuf,DC,MPH,PhD、Eva N.Pederson,MSc、Peter Bryner,MChiroSc。David Cosman,DC、Ray Hayek,MChiroSc,PhD、William C.Meeker,DC,MPH、Junaid Shaik J.MT echCniro、Octavio Terrazas,DC、John Tucker,MEd,PhD、Max W26h,MSc,MAppSc 著

                                              訳:栗原輝久

概観
目的:カイロプラクティック治療に対する非筋骨格系反応に関するこれまでの研究を繰り返す事で、そしてそのような反応が研究国、カイロプラクターの考え方、患者への情報、患者の人口統計学的特徴、治療法の影響を受けるのか否かを臨床する。
方法:カナダ、合衆国、メキシコ、香港、日本、オーストラリア、南アフリカのカイロプラクターと患者に対する質問表から情報を得た。全体で、385人のカイロプラクターが5607人の患者に関する正確な情報を収集した。カイロプラクティック以外の治療の併用の有無に拘わらず、カイロプラクターが脊柱マニピュレーションを行った。結果判定には、自己報告式の非筋骨格系の改善した反応(アレルギー、喘息、呼吸、循環、消化、聴覚、心機能、耳鳴り、副鼻腔炎、排尿、その他)が含まれていた。
結果:これまでの研究の結果を広く再現した。全患者の2~10%、そして非筋骨格系問題があると報告した患者の3~27%が好ましい反応を報告した。最も多かったのは、呼吸の改善(27%)で、次に消化の改善(26%)と循環の改善(21%)だった。結果に幾分の影響を与えた幾つかの変数が確認された。そのような反応が起きるだろうと伝えられた患者(相対危険[0R]1.5)、上部頸椎への治療(相対危険1.4)、下部胸椎への治療(相対危険1.3)、女性(相対危険1.3)。しかしこれらの"説明"価値は非常に小さい(偽 R2 3%)。
結論:非筋骨格系の症状があると言っている患者の中の少数の人々がカイロプラクティック治療後の明確な改善を報告した。そして更に非常に少数の人々が明確な悪化を奉告している。好ましいある種の治療結果を調査して、消化問題や耳鳴りといった特定の診断が下される小グループに焦点を合わせるためには、将来の研究において厳格な基準を採用しなければならない。(J Manipulative Physiol Ther 2005;28:294-302
鍵となる言葉:カイロプラクティック・マニピュレーション:脊柱の:内臓の:身体の:調査(以下省略)
 

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