PAACニュース136号:診療業務における健康:線維筋痛症

2018/10/13

                                        Meridel Gatterman,DC 著

                                              訳:栗原輝久

 線維筋痛症には、圧痛点と呼ばれている様々な部位での触診痛と広範な部位での慢性的な疼くような疼痛という特徴がある。特殊な基準によって識別される線維筋痛症を認識するとしないに拘わらず、重症度や患者の疼痛の頑固さによって、医原性だとして患者支援グループ、弁護士、メディカル医療の中にいる協力者から未だに訴えられる事がある。線維筋痛症の発生率は、2~3.3%の間である。線維筋痛症と診断される患者の85~90%は女性である。
症状
 線維筋痛症の最も一般的、特徴的な症状は、全身の疼痛、強張り、疲労、頭痛、睡眠障害である。関連症状は過敏性腸症候群、下肢静止不能症候群がある。患者の多くは「何処もかしこも痛い」と訴え、過去に結果として心気症と診断された経験を持っている。典型的なものでは、運動野驚かされると症状が悪化する。患者が隠れた怒り、恨み、あるいは鬱を伴った虐待歴を訴える事も多い。(以下省略)

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