PAACニュース132号:頸椎の通常の回旋後の椎骨動脈の血流の変化

2018/10/10

                                        Jeenette A.Mithchell,PhD 著
ついこつのうていどうみゃくふz
                                               訳:栗原輝久

摘要
背景:頸椎の過剰な回旋は、椎骨動脈(vertebral artery:VA)の血流障害を引き起こすかもしれない。これが回旋による動きと関連する可能性があるために、手技治療家の興味を特に引いている。問題は、減少した血流量あ大きいのか否か、その結果として椎骨脳底動脈不全/虚血が引き起こされ易いのか否か、そして回旋と同側と反対側の両方が等しく影響を受けるのか否かという事である。椎骨動脈の血流を計測している幾つかの研究が既に発表されている。しかし(今回は)正常な被検者と広範な年齢層の患者の小規模の標本に関して、椎骨動脈の他の部分について研究した。
目的:20~30歳の正常な30歳の正常な男女の被検者の中立位と最大回旋時の頭蓋内の椎骨動脈の血流を調査すること。
方法:当該内の椎骨動脈の血流を計測するために、頸椎の中立位、次に左方への最大回旋、右方への最大回旋において、経頭蓋超音波検査法を行った。標本は60人の男性を60人の女性から構成されていた(240本の椎骨動脈)。中立位と回旋位での比較をグループ内とグループ間で行った。
結果:標本全体と男性被検者において、頸椎の回旋後には頭蓋内の椎骨動脈の血流に著名な減少がみられた(P=.001)、これは両側にみられたが、反対側の減少の方が大きかった。女性の被検者は、男性被検者よりも血流量が多かった、回旋の反対側の血流に大きな減少がみられたが、回旋と同側の血流には大きな違いはみられなかった。
結論:頸椎の最大限の回旋は、椎骨動脈の血流に重大な影響を及ぼすだろう、特に血管病理が潜在する患者に回旋を用いる場合には特に顕著だろう。
鍵となる言葉:椎骨動脈:血流:頸椎:回旋:椎骨脳底動脈の虚血。(以下省略)

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