• トップ
  • 院長ブログ
  • PAACニュース124号:足底板の発達-パート2:長期間存続してきた理論を再構築する研究

PAACニュース124号:足底板の発達-パート2:長期間存続してきた理論を再構築する研究

2018/10/06

                               Kevin Arthur Ball,PhD、Margalet J.Afheidt 著

                                               訳:栗原輝久

摘要
目的:足底板と因果関係があるメカニズムに関する簡略な知識を厳密に検証する。Melton L.Root と彼の同僚の足底板の古典的な規範は、しばしば承認されているが、これらのメカニズムを説明、あるいは確認しようとする研究は、その評価に関して非常に不明瞭である。
情報源:(内側アーチの高さによって分類した)足のタイプの関係を評価する研究と、足と足関節の動きに対する足底板使用を比較対照した。足底板を用いる事での他に考えられるメカニズムを評価するために、調査が実施された。
結果:(距骨下関節の中立位での)足の評価と、(非荷重状態での)型取りという Root の方法は、よく引き合いに出されるが、これらの方法の信頼性は低く、正確性も改善されてもいないし、事実上、完全に支持される事は殆ど無い。我々は、広く支持されている2つの概念を徹底的に検証する。その1つは、過剰な足の外反は過剰な回内へと至るというもの、もう1つは、足底板が後足部の内反/外反を制御する事で、良好な効果を挙げるというものである。後足部の内反/外反のパターンを足のタイプや足底板使用によって特徴付ける事はできないことを明らかにしている研究は数多くある。むしろ適正な回外/回内の力学の維持において最も重要な因子は、脛骨の内旋/外旋を僅かに制限する事だと思われる。また固有覚の影響は広範ではあるが、恐らく広く未知の役割を担っているのだと示唆している最近の証拠もある。
結論:足底板使用に関する新しい理論や規範の調査が支持する重要な証拠がある。柔軟な足底板のデザイン、固有覚への影響、全体的な筋連鎖における距骨下関節の3次元の動きの影響に関する調査は、大きな展望が望める研究領域である。(J Manipulative Physiol Ther 2002;25:125-34)
鍵となる言葉:生体力学、足底板装具、足と足関節、距骨下関節(以下省略)

PAGE TOP