• トップ
  • 院長ブログ
  • PAACニュース120号-長期間に亘る、或いは再発性の腰痛患者に対するカイロプラクティックによる回復のパターン

PAACニュース120号-長期間に亘る、或いは再発性の腰痛患者に対するカイロプラクティックによる回復のパターン

2018/10/04

            Lars-Christian Stig,DC、Oyvihd Nilson,DC、Charlotte Lebeouf-Yde,DC,MPH,PhD 著

                                             翻訳:栗原輝久

概要
目的:長期間に亘る、あるいは再発性の腰痛のためにカイロプラクティックの治療を受けている患者の回復のパターンを研究する。特に最低限必要な治療回数、改善が生じるまでの最低限の治療日数を確認する。
意図:将来に関する非対照の多重中心研究。
参加者:選出された19人のノルウェーのカイロプラクターが各々継続治療を行った10人の患者についての情報を提供してくれた。各人は、以下の一連の基準(2週間以上に亘って腰痛がある、昨年中にトータルで4週間以上の腰痛があった、過去半年はカイロプラクティック治療を受けてはいない、手技療法に適合する)を満たしていた。
応答率:情報は、164人の患者(最適な研究対象の86%)から収集されたが、その中の6人は排除された。分析のために158人の患者が遺された。
主要な判定基準:腰痛の状態に関する情報は、来院毎に収集された(最大で12回の来院)。「カイロプラクティック治療を受け始めてから、改善を感じた事がありますか?」という質問に際して、数字によるスケールの疼痛判定法と全体的な改善の判定法を使用した。5つの答えがあった。それには、「はい、明らかに改善した」から、「いいえ、治療を開始する前より悪化した」まであった。数字による疼痛スケールによれば、「改善した」は初回にスコアが2点になったもの、あるいは2点だったものが、初回に1点になったものと定義された。全体的な改善のスケールによれば、「改善した」は、患者の最初の答えが「はい、明らかに改善した」であると定義された。
結果:約50%の患者が、「4回目の来院時、あるいは2週目に改善した」と報告した。この後、初回の治療を受けて以来、新患の中の少数の人には来院時、あるいは日毎の「改善」がみられた。12回目の来院時(12回以前に治療が完了した時には、もっと早く)には、約75%の患者が「改善した」と報告した。
結論:比較的長期間に及ぶ、あるいは再発性の疼痛を持った患者が(カイロプラクティックの)治療を受けた場合に、治療経過の早い時期に非常に多くの人が「改善した」と報告している(J Manipulative Physiol Ther 2001:24:288-91)
鍵となる言葉:腰痛:カイロプラクティック手技治療:健康への貢献の研究(以下省略)

PAGE TOP