PAACニュース116号-膝の離断性骨軟骨炎:放射線学上の症例報告

2018/10/02

                                           Robert Tatum,D.C.著

                                              翻訳:栗原輝久

摘要
目的:離断性骨軟骨炎を持った患者の症例、大腿骨内側上顆に関連する一般的な機能異常が主に小児や思春期の男女に影響していること、そしてその放射線学的な所見について議論する。
臨床的な特徴:膝に痛みのある25歳の男性がカイロプラクティック治療を受けようとした。その患者には2年間に亘って左膝の痛みがあった。それは運動で悪化し、休息で軽快する。膝の単純レントゲン写真によって、膝の離断性骨軟骨炎と合致した所見が明らかになった。
処置と結果:その患者は、即座に協力関係にある整形外科に紹介され、診察とその後の管理を受けた。必要ならば将来の外科的な処置の可能性を踏まえて、保存的な治療を基本とする試みが始められた。
結論:離断性骨軟骨炎は、原因不明あるいは恐らく議論の余地のある原因を持った一般的な障害である。この疾患には、本来あった骨から分離するようになる関節軟骨と軟骨下の骨(骨軟骨の破片)の破片がみられるという特徴がある。治療は主に関節面適合の保存である。(J Manipulative Physiol Ther 2000:23:347-51)
鍵となる言葉:膝の痛み:放射線学:離断性骨軟骨炎:骨壊死:外傷:MRI
 

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