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PAACニュース-112号 カイロプラクティック・アジャストメントに対する生理学的な反応のメカニズム

2018/09/29

                                                                                                                               Sara K.Webster,PhD 著

                                                                                                                       翻訳:栗原輝久

概論
目的:この文献兼批評は、カイロプラクティック・アジャストメントに対する臓器の生理的な反応について、今までに観察されてきた研究調査に焦点が置かれている。この批評の主要目的は、公の所見と最近の情報や生理学的な研究とよ相関させ、カイロプラクティックによるサブラクセーションの緩和に対する反応のメカニズムに関して将来の研究調査方向性を与える事にある。
情報源:コンピューターによって、Medline and mantisデータベースからの情報収集が行われた。キーワードは、カイロプラクティック、生理学、呼吸、高血圧、胃腸の、泌尿器の、関節炎、多発性硬化症、エイズであった。生理学上の公の原理と病理生理学との相関関係には、テキストブックと独自に刊行された文献の内容が含まれている。
研究からの抜粋:45の独自のカイロプラクティック調査研究、5例の症例研究、23の批評論文、8例の動物研究に関するものが、このレポートには含まれている。臓器の生理学的あるいは病理生理学的なメカニズムに関連した観察に基づく研究ならば、それらを役立たせた。
データの総合:サブラクセーションが改善される事で、正常な人や高血圧の人の血圧の低下がみられ、更に正常なボランティアや喘息患者における肺活量の増大、数人のHIV陽性患者におけるT細胞の増加、骨関節炎の炎症症状の緩和、多形核好中性白血球?(polymorphonuclear neutrophil leukocytes:PMN)と単核細胞の免疫機能の上昇、そして胃腸と泌尿器の機能の改善がみられた。これらの所見は、好ましい生理学上のメカニズムと言えるものだった。
結論:生理学と病理生理学の多くの領域において、カイロプラクティック・アジャストメントに対する首尾一貫した反応を示唆する直接的な証拠というものが存在する・これらの領域、特に自律神経系に関連したものに関して、細胞あるいは生体力学的なレベルでの更に詳細な研究を行うことで、サブラクセーションの影響とカイロプラクティック・アジャストメントに対する反応のメカニズムに洞察が与えられるだろう。
キーワード:生理学、カイロプラクティック・アジャストメント、脊椎マニピュレーション、高血圧、喘息、免疫学、骨関節炎、感染、エイズ、代替療法。
 

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