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PAACニュース-111号 頸椎のサブラクセーション徴候に関するレントゲン検査の診断価値

2018/09/29

                         Li Yi-Kai,PhD、Zhang Yun-Kun、Zhong ShiーZhen,PhD 著

                                               翻訳:栗原輝久

概要
目的:頸椎のサブラクセーションのレントゲン上の徴候とそれらの臨床的な診断価値との関係を調査する。
意図:比較臨床研究
調査の場所:中国の漢江の生体力学研究所と第1陸軍医科大学ナンファン病院。
対象:87人の頸部痛(頸部の神経痛)を持った患者と21人の無症候のボランティア。
調査方法:調査対象に対して頸椎のレントゲン前後像、側面像、開口像、動態レントゲン像の評価を下し、分析する。
主な測定指標:歯突起―外側塊スペース、棘突起の偏位、歯突起の二重像と位置が研究された。
結果:殆どのケースにおいて、左右の歯突起ー外側塊スペースが非対称であった、そして棘突起の偏位、歯突起の二重像サインと位置異常もまた一般的だった。C5、C4、そしてC6には、特別な変化は見られなかった。
結論:頸部のサブラクセーションの徴候が臨床上重要な意味を持つという主張を支持するような証拠は殆ど無かった。サブラクセーションは、2つの方法で発見できるはずである:それはレントゲンのみによる診断とレントゲン上の徴候と臨床所見を組み合わせたものである。(J Manipulative Physiol Ther 1998;617-20)
鍵となる言葉:頸椎:レントゲン学

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